いろいろな細菌のなかで赤ちゃんの腸内に最初に出てくるのは大腸菌やブドウ球菌です。
ところが生後3〜4日になると突然ビフィズス菌(乳酸菌)が登場して、5日目には大腸菌等を追いやって、ビフィズス菌(乳酸菌)が腸内で最大の勢力を誇る状態になります。
ビフィズス菌(乳酸菌)が他の菌を圧倒するような状態になると、腸内フローラが安定し赤ちゃん自身も不安定な時期を脱し下痢や感染症を起こしにくくなります。
特に腸内でビフィズス菌(乳酸菌)が優勢になるのはなんといっても母乳を飲んでいる赤ちゃんです。母乳はビフィズス菌(乳酸菌)など善玉菌のエサとなって善玉菌をドン道増殖しますが悪玉菌のエサにはなりません。
赤ちゃんには、母乳があれば、他に乳酸菌を摂取する必要はないのです。
一方、人工乳で育っている赤ちゃんは母乳で育っている赤ちゃんより10倍も悪玉菌が多いことがわかっています。
これが、母乳に近い成分と宣伝する粉ミルクと母乳の大きな違いです。
やはり赤ちゃんには母乳が一番、そとから乳酸菌を入れる必要はありません。
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